約 489,257 件
https://w.atwiki.jp/touhourowa/pages/92.html
香霖堂店主 森近 霖之助(もりちか りんのすけ) 【種族】 人間と妖怪のハーフ(妖怪の種族は不明) 【能力】 未知のアイテムの名前と用途が判る程度の能力 書籍『東方香霖堂』の主人公。 魔法の森の入り口にある古道具屋、香霖堂の店主。 青と黒が入り混じる、和風とも中国風とも取れる独特の服装を着用している。 森近霖之助という名前は店を独立する際につけた名前であり、それ以前の名前は不明。 食事を取る必要が無い、人と妖怪のどちらの病気にもかかりにくいという性質を持っている。 五行思想での属性は水行。 博麗大結界前から生存しており、霊夢や魔理沙の何倍も生きている。 商売人というより趣味人。 動より静を優先する。 浪漫や風情といったものを大切にする。 雨の日には読書、晴れの日には明かりを消して読書、と暇があれば本を読む根っからの知識人。 わからないことを気にすると生きていけないので、考えても分からないことは気にしない、という幻想郷必須の思考を持つ。 基本的に自信満々だが、悪巧みがばれた後のことを考えて行動したり、後ろめたい行動をする際に自分相手に言い訳をしたり、と小心な面もある。 霊夢達に文句を言いつつもツケを許したり、質問や要望に答えたりとなんだかんだで面倒見はいい。 心の底ではいつか草薙の剣に認められ、幻想郷を天下統一しようという野心を抱いている。 ただし、天下統一してどうするのか、などは特に考えていない様子。 外の世界に憧れており、いつか外の世界で道具について修行をしたいと常々思っている。 好き 薀蓄、考察、道具、幻想郷、外の世界、客 苦手 騒々しい出来事、冬、天狗との飲み比べ、八雲紫 趣味 博識を活かした種々雑多な薀蓄や考察。 魔理沙や霊夢にいつも得意げに聞かしていたり、一人でいる時も色々なことを考えている。 大体は考察対象に名前を構成している文字の読み方や意味、魔術的思想、五行思想、由来、歴史、神霊など色々な方向から切り込んでいく方法を取る。 唱える薀蓄や考察は独特で常人からすると、発想が飛躍しているように思える。 しかし、最後まで聞くと、意外にまともな結果であった事が多い。 ただし、外の世界に関する事が絡むと、完全にとんでもな考えが出てくる。 職業 古道具屋店主 幻想郷では唯一、外の世界の道具も、妖怪の道具も、冥界の道具も、魔法の道具も全て扱う道具屋と求聞史紀に載っている。 主な商品は無縁塚に流れ着いた物を、知識と能力で鑑定した道具。 生き物の体は道具じゃない、という主義により生き物だけは取り扱わない。 閑古鳥が常時鳴くほど客がいない。 理由はこのあたりで主に自業自得。 ・気に入った道具を非売品にしてしまう。 ・愛想が悪い。 ・商品に値札をつけない。 ・使用方法が不明の道具を店に置く。 ・人と妖怪どちらも来にくい場所に店を置く。 様々な人妖が訪れるが客と呼べるのは紅魔館のお嬢様とメイド長ぐらい。 能力 『道具になった気持ちで見つめ、道具が視てきた記憶を共有する。 それが道具に対する愛であり、その愛さえあれば名前を知ることぐらい朝飯前である。』 能力の対象の例外は、まだ名前がついていない物質。 自身の能力のほかに衣類やマジックアイテムの作成技術を持つ。 霊夢のお払い棒や巫女服、魔理沙のミニ八卦炉は霖之助が作成し、ツケで売ったりプレゼントしたもの。 作成技術の一環としてアイテムに別のアイテムを溶かして混ぜることでその用途を付与する事が出来る。 その技術により、現在ミニ八卦炉は元々の能力である調節できる火力を出す事以外に、風を起こす機能、空気を綺麗にする機能が付与されている。 開運、魔除けの機能も一緒に付与されているが、まだ実証はされていない。
https://w.atwiki.jp/thmugen/pages/224.html
森近 霖之助 森近 霖之助 キャラクター シンボル:黒 必要コスト<黒:1 無:0> 攻撃力:0 耐久力:1 属性:半人半妖 【白:3 休】自分の墓地にある目標のエンチャント1枚を手札に移す。 「香霖堂へようこそ。 どんな客でも歓迎するよ。 客であればね。」 illus:宮本たかし コメント コストは若干重いが、手札を消費せずに墓地からカード回収が行える点は重要。 紅符「スカーレットマイスタ」や、魚符「龍魚ドリル」 といった使うと墓地に落ちるエンチャントとはさらに相性が良い。 ただ、使い回せる体勢を構築しても如何せん耐久1。除去されるのは時間の問題だろう。 生存力の低さに対して場に出てすぐに使えないことや、能力コストの指定白3も難点。 関連
https://w.atwiki.jp/longyue/pages/634.html
在本Wiki內搜索,效果与最上方【検索】按钮一样。 検索 编号 SC 卡图 CC2201-SP2 森近霖之助LV1 ▼ BUG收集 昵称: 评论内容:
https://w.atwiki.jp/touhourowa/pages/246.html
香霖堂店主 森近 霖之助(もりちか りんのすけ) 【種族】 人間と妖怪のハーフ(妖怪の種族は不明) 【能力】 未知のアイテムの名前と用途が判る程度の能力 書籍『東方香霖堂』の主人公。 魔法の森の入り口にある古道具屋、香霖堂の店主。 青と黒が入り混じる、和風とも中国風とも取れる独特の服装を着用している。 森近霖之助という名前は店を独立する際につけた名前であり、それ以前の名前は不明。 食事を取る必要が無い、人と妖怪のどちらの病気にもかかりにくいという性質を持っている。 五行思想での属性は水行。 博麗大結界前から生存しており、霊夢や魔理沙の何倍も生きている。 商売人というより趣味人。 動より静を優先する。 浪漫や風情といったものを大切にする。 雨の日には読書、晴れの日には明かりを消して読書、と暇があれば本を読む根っからの知識人。 わからないことを気にすると生きていけないので、考えても分からないことは気にしない、という幻想郷必須の思考を持つ。 基本的に自信満々だが、悪巧みがばれた後のことを考えて行動したり、後ろめたい行動をする際に自分相手に言い訳をしたり、と小心な面もある。 霊夢達に文句を言いつつもツケを許したり、質問や要望に答えたりとなんだかんだで面倒見はいい。 心の底ではいつか草薙の剣に認められ、幻想郷を天下統一しようという野心を抱いている。 ただし、天下統一してどうするのか、などは特に考えていない様子。 外の世界に憧れており、いつか外の世界で道具について修行をしたいと常々思っている。 好き 薀蓄、考察、道具、幻想郷、外の世界、客 苦手 騒々しい出来事、冬、天狗との飲み比べ、八雲紫 趣味 博識を活かした種々雑多な薀蓄や考察。 魔理沙や霊夢にいつも得意げに聞かしていたり、一人でいる時も色々なことを考えている。 大体は考察対象に名前を構成している文字の読み方や意味、魔術的思想、五行思想、由来、歴史、神霊など色々な方向から切り込んでいく方法を取る。 唱える薀蓄や考察は独特で常人からすると、発想が飛躍しているように思える。 しかし、最後まで聞くと、意外にまともな結果であった事が多い。 ただし、外の世界に関する事が絡むと、完全にとんでもな考えが出てくる。 職業 古道具屋店主 幻想郷では唯一、外の世界の道具も、妖怪の道具も、冥界の道具も、魔法の道具も全て扱う道具屋と求聞史紀に載っている。 主な商品は無縁塚に流れ着いた物を、知識と能力で鑑定した道具。 生き物の体は道具じゃない、という主義により生き物だけは取り扱わない。 閑古鳥が常時鳴くほど客がいない。 理由はこのあたりで主に自業自得。 ・気に入った道具を非売品にしてしまう。 ・愛想が悪い。 ・商品に値札をつけない。 ・使用方法が不明の道具を店に置く。 ・人と妖怪どちらも来にくい場所に店を置く。 様々な人妖が訪れるが客と呼べるのは紅魔館のお嬢様とメイド長ぐらい。 能力 『道具になった気持ちで見つめ、道具が視てきた記憶を共有する。 それが道具に対する愛であり、その愛さえあれば名前を知ることぐらい朝飯前である。』 能力の対象の例外は、まだ名前がついていない物質。 自身の能力のほかに衣類やマジックアイテムの作成技術を持つ。 霊夢のお払い棒や巫女服、魔理沙のミニ八卦炉は霖之助が作成し、ツケで売ったりプレゼントしたもの。 作成技術の一環としてアイテムに別のアイテムを溶かして混ぜることでその用途を付与する事が出来る。 その技術により、現在ミニ八卦炉は元々の能力である調節できる火力を出す事以外に、風を起こす機能、空気を綺麗にする機能が付与されている。 開運、魔除けの機能も一緒に付与されているが、まだ実証はされていない。 以下、本ロワにおけるネタバレを含む +開示する 森近 霖之助の本ロワにおける動向 初登場話 07 強化プラスチックの悪魔 死亡話 119 悲しみの空(前編) 登場話数 9話 スタンス 対主催(主催者打倒派) ランダム支給品 酒×30、煙草、文々。新聞 現在状況 一日目真昼に死亡 他の参加者との関係(最新話時点) キャラ名 関係 解説 初遭遇話 八雲 紫 共闘 開始直後に遭遇、契約を結んで以後同行する 07 強化プラスチックの悪魔 メディスン・メランコリー 敵対? 紫と交戦状態に陥っていたが、攻撃を思いとどまる 50 黒と白の境界 博麗 霊夢 旧知の間柄 フランを襲おうしたところに身を投げ出し、命と引き換えに殺害を妨害する 殺し合いを止めるよう諭す 119 悲しみの空(前編) 霧雨 魔理沙 旧知の間柄 最期を看取られる 119 悲しみの空(前編) フランドール・スカーレット 守護 霊夢の襲撃から命と引き換えに庇う 119 悲しみの空(前編) 踏破地域(白が踏破地域) 1■■■■■■■ 2■■■■■■■ 3■■■■■■■ 4■■■■■■■ 5■■■■■□■ 6■■■■■■□ 7□□□□□□■ \A B C D E F G A-7→B-7→C-7→D-7→(E-7)→F-7→G-6→F-5 ※カッコ表記はそこを踏破したと推測される地域
https://w.atwiki.jp/erayasai/pages/74.html
罰ゲームSS キャラクター指定 霖之助+諏訪子+大妖精 内容指定:脱衣トランプ 目の前には大きな目玉の装飾がついた奇妙な帽子と、下穿きだけを身に着けた童女(少なくとも外見だけは)がいる。 その隣には下半身に何も身に着けておらず、上半身もブラウスだけの妖精。その内側の下着は上下ともそこの童女の帽子の中だ。 かく言う僕も上着はすべてひん剥かれており、残っているのは下着と、あとブーツだけだ。 何故屋内でブーツなのかといえば「全裸にブーツって萌えるよね。今回は脱ぐのは勘弁してあげるからかわりにこれ履いて」などと腐れたことを目の前の祟り神がほざいたからだが…… この状況、他人に踏み込まれたら確定で肉体的にも社会的にも終了だ。無論僕だけが。 かくして僕は頭を抱える。どうしてこうなったのだろうか、と。 ことの起こりは1時間ほど前。僕は普段のように客を待ちながら読書に勤しんでいた。 おっと失礼、申し遅れた。僕の名前は森近霖之助。魔法の森の入り口で香霖堂という古道具屋を営んでいる。 幻想の品物も普通の品も、あまつさえ外の世界の道具までも取り扱う幻想郷でも唯一の店と自負している。 それはさておき、その僕の店の扉が目の前の童女によって開かれたところから話は始まる。 扉のベルが鳴ってもどうせ魔理沙か霊夢だろうと思い、深く注意を向けることもなかったのだが 「ふーん、ここか。随分とゴチャゴチャした店だね」 という甲高いが落ち着いた声は今まで耳にしたことのないものだった。 手元の本から視線を上げて眺めるとそこにいたのは何だかやたらに大きな袋を背負っている、見たことのない子供だった。 頭に被った妙な帽子が真っ先に目を引いたが、奇天烈な格好をした人妖などこの幻想郷では珍しくもない。 それよりもむしろ問題なのは目の前の人物の知能の程度だった。人も妖怪も、だいたいは見た目相応の精神年齢をしている。 しかし紅魔館の吸血鬼や、結界の大妖、神社に居着いた鬼のように外見はどう見ても子供でしかないのに恐ろしい能力の持ち主である者もここには少なくない。 面倒なことに、そういった連中は総じてプライドが高いので子供扱いなどしようものならただでは済まない。さて、この客はどちらなのだろうか。 ……と考えたが判断は保留して、面倒なことにならない道を選ぶことにした。 「いらっしゃいませ、何かお探しですか?」 とりあえず下手に出ることにした。これなら角は立たないし、相手がそれに値しない相手だとわかったら態度を変えれば良いだけのことだ。 「いやまあ、店に用事というか……あなたが店主でいいのかな?」 帽子のものと合わせて、都合四つの目から見上げられて僕は頷いた。 「ええ。僕がこの香霖堂の店主、森近霖之助です。本日はどのようなご用件でしょうか?」 にこやかに応えた僕だったが、目の前の童女は何だか複雑な表情になった。 「……何だか麓の神社の巫女にきいたのと違うなあ。本当に本物?」 その名を聞いて、今度は僕の表情から笑みが消えた。なんということだ、彼女も霊夢の知り合いか。ということはどちらにしろ碌な者ではないだろう。 こうなったら一刻も早く追い返す算段をしなければなるまい。下手に居つかれて、これ以上代金を払わない常連が増えてはたまらない。 「いきなり失礼だな。僕は間違いなく本物の森近霖之助だよ。用件はそれだけかい、ならとっとと帰ってくれ」 渋面を作り、意図的に低い声で「帰れ」の部分を強調してそう返したのだが、何故か童女は逆にぱっとにこやかになった。 「良かった、霊夢に聞いてたとおりだ。あんまり猫被ってるから何事かと思ったよ」 あの巫女は人のことをどのように吹聴しているのだろうか。若干気にはなったが聞かないほうがよさそうな予感が働いたので、気にしないことにした。 「えっとさ、麓の巫女の腋服は霖之助が作ってるんだよね」 早くも呼び捨てになった。どうやらこいつはただのガキの方にカテゴリー分類して問題はなさそうだ。 「ああ、そうだが」 「あんなのをさ、一つ作ってもらいたいんだ」 「貰えるものさえ貰えるなら別にかまわないが、君にか?」 「ああ、いやいや。私じゃなくってね」 目の前の娘はそう言ってさっきから背負っていた大きな袋をひっくり返した。 その中から出てきたのはロープで縛られた妖精だった。時々湖でチルノ姉さんと遊んでいるのを見かけたことがある、たしか大ちゃんと呼ばれていた子だったろうか。 「な…… なんなんですか? ここ、どこですか? なんで私連れてこられたんですかぁ?」 可哀相に、すっかり混乱している。それはまあ、袋詰めにされて気がついたら見も知らぬ店内だ。こうもなるだろう。 「この娘よ、この娘。この娘にあう大きさで作ってほしいのよ。ああ、色は紅白じゃなくて緑と白でよろしくね」 あまりの衝撃的な光景に一瞬その存在が頭から飛びかけていたが、横から目玉帽子に声をかけられて僕は我に返った。 「この娘にか……? えーと、失礼だが誘拐とかじゃないよな?」 僕の言葉に目の前のカエル帽子はぷくーっと頬を膨らませて言った。 「失礼だなあ、この娘は早苗の妹になるんだから家族みたいなもんだよ」 それを聞いて妖精の子は「ふええ!?」とか「どうしてぇ!?」とか騒いでいるようだが、話が進まなくなるのでとりあえず後回しにする。 早苗、という名前にはどこか聞き覚えがあった。たしか魔理沙か霊夢がその名を口にしていたような……ああ、思い出した。 「早苗さん、というとたしか最近山に出来た神社の巫女だったな。口ぶりからして君はその関係者か?」 「おっと、そう言えばまだ名乗ってなかったね。私は守矢神社の神、洩矢諏訪子だよ。よろしくね」 童女はすっくと立ち上がり、まっ平らな胸を張って朗々と名乗った。悲しいくらいに威厳がなかった。 だがまあ、威厳があろうとなかろうと予想を遥かに超えた大物なのには違いがない。……わけだが、今までの様子を見るに変に畏まる必要もない気がする。 「聞いた話だと、早苗さんとやらは普通の人間だった筈なんだが……妹って妖精だよな、この子?」 「いや、だってさあ。見てよこれ!」 諏訪子が帽子の中から取り出した写真には、博麗神社とは別の神社を背景にして、緑色の腋が開いた巫女装束を着た一人の少女が写っていた。 着ている衣服から判断するとおそらくこの少女が早苗さんであろう。しかしこれがどうしたと言うのだろうか…… そこでふと気づいて縛られていた妖精を見る。なるほど、確かになんとなく写真の少女と似ている。弄られやすそうな雰囲気などそっくりそのままと言ってもいい。ついでにどこか周囲の人間のせいで不幸そうなところも。 「早苗は一人っ子でかわいそうだからね。こっちの世界に来て知り合いもまだ少ないし、妹でもいれば楽しいんじゃないかなあ、ってね」 これも子を思う親心、と言うやつだろうか。色々と間違ってはいるが。 「ふむ……まあそこら辺の話は当事者間でやってもらうとして。作るのはかまわないが料金はちゃんといただくよ、これくらい」 「げ、結構高いね。んー、あんまり持ち合わせないんだけどなあ。早苗の財布の紐けっこう固いし。あ、そーだ」 そう言って帽子の中からトランプを取り出した。 「知ってるかもしれないけど、うちの神社は外の世界から来たのよ。当然、家の中には外の世界の道具なんかも結構ある。そこでだ」 続いて諏訪子は帽子から徳利と枡を取り出した。何に使うのかと思ったが、特に工夫も泣く枡に酒を注いで一気にあおった。単に口を湿らせるためだったようだ。 「こいつで一勝負といこうじゃないか。私が勝ったら代金代わりに家にある道具をいくつか持ってっていい。ただし私が買ったらタダで服を作ってもらう。どう?」 トランプの箱を弄びながら外見に似合わぬ不敵な笑みを浮かべる諏訪子を前に、僕は少し迷った。 普通に考えればそんな話に乗らず、普通に料金を払ってもらうべきだろう。商売人が余計なリスクを追うものではない。 だが外の世界の道具には大いに興味がある。そもそも食事も睡眠もそれほど必要としない僕にとって、金銭とはそれほど重要ではないのだ。 「いいだろう、乗った!」 「ま、待ってくださいよぉ……」 そこへか細い声が割って入る。縛られたままの妖精の発したものだ。 「そろそろ私帰りたいんですけど……」 おずおずと声を発した妖精に、諏訪子はにんまりと笑って言った。 「ちょっと待ってなさいね、プチ早苗。もうちょっとしたら衣装仕立てて貰えるから、それ着て一緒に神社に帰ろうね」 「わ、私の家は山じゃないんですけど……それにプチ早苗って……」 「やれやれ。我儘だなあ、小早苗は」 どう考えてもこの場合横暴なのは目の前のカエル神だと思うが、下手に口を挟んで「じゃあ服いらない」なんてことになっては久方ぶりの商談がパアだ。 「そ、それじゃあ私も勝負します! 私が勝ったら帰らせてもらいますからね!」 妖精は縛られたままそんなことを叫んだが、やはり妖精は妖精だ。頭が足りていない。 力ずくで妖精が神に逆らえるわけがない以上、諏訪子が勝負に乗るメリットは何もない。 「良いよ。んじゃ3人で遊ぼうか!」 ……あれ? 「神遊びは賑やかな方が楽しいからね。人数は多いほうが良い」 楽しいからって、神が損得より感情で動くのか。それとも絶対に負けない自信でもあるのか……? だがその読みは甘い。僕の「道具の名前と用途が判る程度の能力」の前ではたとえ裏向きの札であろうとその正体は明白。彼女らに勝ちの目は万一もないのだ。 さすがに卑怯で少々気が引けるが、これも外界の道具のためだ。悪いが彼女らには泣いてもらおう。 「それじゃ、3人で勝負だね。私が勝ったら霖之助はタダで衣装を提供して、ミニ早苗は私の慰み者になる。 霖之助が勝ったら私の家から道具を持ってってOK、ミクロ早苗は霖之助と私の慰み者になる。 ちい早苗が勝ったら湖でもどこでも帰って良いし、霖之助を慰み者にして良し、と。これで問題ないよね」 「……なんだか初めて聞く条文が追加されてる気がするんだが」 「ななななな、慰み者ってな、何をするんですか!?」 「何って、そりゃナニに決まってるじゃないの」 見た目に似合わぬ諏訪子のいやらしい笑みに、妖精は本気で怯えている。それはまあそうだろう。僕は負けるわけがないからどうでも良いが。 「や、ヤですっ! 拒否しますっ!! 断固拒否しますっ!!」 「ふうん、じゃあ弾幕ごっこで勝負する? こっちだと揉め事はこれで解決するんだよね」 「あうぅ……トランプでいいです……あとせめて呼び名は統一してくださいぃ……」 「はいはい。じゃあ早苗子にでもしとくね」 恐怖を振り払い猛烈に抗議した妖精だったが、諏訪子のほうが上手だった。そりゃまあ2面中ボスとEXボスじゃ結果は火を見るより明らかだよなあ。その場合最弱は間違いなく僕だが。 「種目は……そうだな、ポーカーで良いかな。霖之助、5枚ずつ配ってちょうだい」 諏訪子はそう言って僕にカードを渡してきた。好都合だ、彼女らに何のカードが渡ったか筒抜けである以上僕に負けはない。 「わかった、ジョーカーはどうする?」 「無しで。紛れが少ないほうが実力が出て楽しいでしょ」 表向きでルールの確認をしながら、僕は自らの能力を発動した。まず一番上の札を取る。この札の名称は……!! ――名称はトランプ。用途は遊具。 「どうしたの、霖之助。早く配ってよ」 「あ、ああ。すまない」 あまりの事態に硬直していた僕だったが、諏訪子の声で我に返った。 だがプランは完全に崩壊してしまっている。……まあいい、実力で勝てば良いだけの話だ。 ……我ながらすごく死亡フラグっぽいな。 そんな一戦目の結果だが……結論から言うと勝ってしまった。 僕の手がツーペア、諏訪子はワンペア、妖精は役無し。 「僕の勝ちだな……。と、そう言えば何戦するか決めていなかったな、それともチップでも用意しようか」 今考えればこの時点で多少強引でも僕の勝ちを宣言しておくべきだったのだ。そうすればこのあとに続く事態は未然に防げた。 勝って気が大きくなっていた事実と、ポーカーは一戦で終わるものではないという常識に縛られていたばかりに、僕はこの後に起こる惨劇を防げなかったのだ。 「チップ? いやいや。いらないよ、そんなもん」 諏訪子はそう言うが早いか上着を脱ぎ捨てた。呆然としている僕と妖精の前で、鳥獣戯画が記された衣服が重力に引かれひらひらと舞い落ちる。 「脱ぐ物がなくなったら負けでいいでしょ。わかりやすいし」 この邪神、さらっととんでもない事をぬかしやがった。僕の顔からは血の気が引き、妖精はとうとう顔を紅潮させて卒倒した。 「というわけで早苗子も脱いだ脱いだ……って、あれ、どうしたの?」 どうしたもこうしたもあるか。さすがに抗議しようとしたが 「……まあいっか。かわりに私が脱がしてあげよう」 とかほざきながら妖精のスカートに頭を突っ込んだ疫病神を見て……その、何だ。わかるだろう? まだ枯れきってなかったんだなあ、とか自分に対して妙な感慨を抱いている目の前では諏訪子が大爆走だった。 「はっ! な、なにをしてるんですかあ!?!?」 「うへへへへへ、敗者は失うっ…! それをねじ曲げたら………… なにがなにやらわからない…… 受け入れるべきだっ…!」 「聞いてませんっ、こんなの!!」 「うひひひひ、そりゃまあ言ってなかったからねっ!」 「やあっ! ……ぱ、ぱんつ引っ張らないで!」 「げへへへへへへへ、そおれっ! 上手に剥けました~」 「か、返してくださいよー……」 グッジョブだ、神。略してゴッドGJ! 「さて、それじゃ二戦目行くかな。早苗子、あんた負けだから配りなさい」 妖精から剥ぎ取った下着を帽子の中にしまいつつ言う諏訪子に促され、妖精がカードを配る。 二戦目が始まった。 ……が、冷静さを失っていた僕と妖精が勝てるわけもなく。 僕は何かされる前に自分で上着を脱ぎ捨て、妖精はスカートをひん剥かれていた。 ………… …… とまあ、そんな経緯で冒頭の状況に至ったのだが…… 一瞬とは言え我を失っていた間に事態は取り返しのつかない所まで来ている。 こうなった以上結果などどうでも良い、誰かがやってくる前に一刻も早く勝負を終わらせるしかない。 諏訪子が勝てば妖精はこのまま神社に拉致される。その後にごたごたはあろうが、それに紛れてこの状況が有耶無耶になればそれで良い。ならないかもしれないが、その時はその時だ。 妖精が勝ったときはなんとかして丸め込まねばならないが、相手は妖精だ。そう難しいことはないだろう。 そういう意味では僕が勝った場合が最悪かもしれない。妖精が神社に拉致されるのは変わりないが、この場合諏訪子は僕と二人がかりで妖精を慰み者にすると宣言している。どこまで本気だか知れたものではないが、丸ごと本気だった場合、僕には諏訪子に逆らうだけの力がないのは明白で、そうなった場合は流石に妖精といえど丸め込むのは無理だろう。 最善は妖精が勝つことだが、ここ一番に弱そうなこの妖精の実力にはあまり期待できない。僕が勝つわけには行かない以上、僕に出来ることは……諏訪子にプレッシャーをかけて潰すしかない。 そして最終戦の札が配られた…… 手札はダイヤの10、ダイヤのJ、ハートのQ、ダイヤのQ、クラブのQ。スリーカード確定、悪くはない。 妖精のほうを眺めると右手と左手でカードを二つに分け、右手の2枚を穴が開くほど眺めている。ワンペアだけと見て間違いないだろう。 問題の諏訪子だが、相変わらずのにやにや笑いのせいで札を推測することは出来ない。だが自身ありげな様子からして油断は出来ない。 最初の手番の妖精が左手に握っていた3枚の札を捨てる。スペードの4、スペードの5、ダイヤの7。やはりワンペアだったようだ。 祈るように目を閉じて山札から3枚引き、そしてその顔が絶望に変わる。どうやら駄目だったようだ。だがまあ、無理もない。何しろ相手はその祈るべき神なのだから。「邪」とか「疫病」とか「破壊」とか頭についてるけど。 「ケロケロケロケロ、駄目だったみたいだねえ、残念でした。まあ私に勝ちたきゃ紅魔館の妹様でも連れてくるんだね」 絶望にくれた表情の妖精を見て諏訪子が笑う。その瞬間僕の脳裏に稲妻が走った。 「さて僕の番だね。そうだな、何枚替えるとしよ……おっと!」 僕の手許からカードが滑り落ち、5枚の札はその姿を白日の下にさらす。それらを見て妖精はとうとう顔面蒼白になる。 「わざとだな、霖之助。どういうつもりだ?」 一方の諏訪子はぎろりと僕を睨めつける。勝負の興に水を差されて怒りはしているが、そこにスリーカードを見た焦りのようなものは感じられない。まあ焦ったとしても表に出すような相手ではないだけかもしれないが、普通に考えれば手札がそれ以上なのだろう。 「とんでもない。大勝負で緊張して手が震えただけさ……と言いたいところだが」 そう言って僕は無造作に手許から二枚の札を捨てる。スペードのQとクラブのQを。 そして残った3枚のカードを裏向きに床に伏せ、新たに引いてきた2枚も見ずにその上に重ねた。 「……わざわざスリーカードを崩してまで、何のつもりだ霖之助?」 なんだか怖いオーラが押し寄せてくる諏訪子の方を見ずに、僕は答えた。 「仕方ないだろ、このままじゃ勝てないんだから。君のその手役、フルハウスだろ」 諏訪子の右眉が一瞬だけ軽く跳ね上がった……気がする。ちょっと怖くてそっちを直視できる状況じゃない。正直言うとチビりそうだ。 「紅魔館の妹君、フランドール・スカーレット。彼女の代名詞たるスペルカードが禁忌「フォーオブアカインド」。たしかポーカーにも同じ名前の役があったね、フォー・オブ・ア・カインド。またの名をフォーカード」 「……」 諏訪子は恐ろしいほど無言だが、その圧力だけは遥かに増している。呼吸すらままならないような錯覚に陥るほどに。 「さっき君が妹君を引き合いに出したときに閃いたんだよ。フォーカードがあれば勝てる役といえばフルハウスだ。その娘の手がワンペアだったのは明らかだったから、そこで3枚替えた場合作れるのはスリーカード、フォーカード、フルハウスのみ。もっともどれも出来なかったようだがね」 「な、何でわかったんですか!?」 ……妖精ということを差し引いても、少し素直すぎるなこの子は。 「彼女の勝ちがなくなった時点で、君にとっては勝負などどうでも良くなったから思わず口をついた軽口なのだろうが、あれが致命打だったね。うまいこと言ってやった、くらいのつもりだったのかもしれないが」 「……その深読みを狙ったミスリードというのは考えなかったの?」 静かに、だが圧力はそのままに諏訪子が言う。 「その時はそこまで読めなかった僕が甘かっただけのこと。まあ今のこの雰囲気を考えればその判断は間違っていないと思うけどね」 ぎり……と小さく歯軋りの音が聞こえた。 「ああ、そうだ。先に言っておくが僕が勝った場合彼女を慰み者は遠慮させてもらうよ。よって君が混ざることも不可能だ」 「えええええ!? どうしてええ!?!?」 さっきまでの圧力は一瞬で弾け飛んだ。勝負よりそっちのほうが大事だったのか、このカエル。 「今の状況ですら人に見られたら言い訳が効かないってのに、傷口をさらに広げてどうする。ついでに言うなら勝者の権利で彼女は解放させてもらうよ」 「ちょ、ちょっと待ってよ! そうしたら巫女服必要なくなるから外の道具も無しだよ!?」 「構わないさ。商売人としてもっとも大切な信用という財産を失うよりはマシだ。つまり君が彼女を連れて帰りたいなら自力で勝つしかないということだ」 「……あーうー」 さて、少し状況を整理しよう。 今回の勝負が始まる前に山札に残っていたカードは、スペードがA、2、4、5、6、10、J、Q、K。ハートが2、10、J、Q、K。ダイヤがA、2、7、10、J、Q、K。クラブが2、7、J、Q。 ここから僕が公開した5枚と妖精が捨てた3枚を除くと残りは、スペードがA、2、6、10、J、K。ハートが2、10、J、K。ダイヤがA、2、K。クラブが2、7、J。 ここまでは諏訪子も記憶しているだろう。彼女の場合はそれに加えて自身の手札5枚も判断基準となる。 だがここまでくればその5枚の推察もそう難しくはない。彼女の手持ちは2とJとKいずれかの組み合わせで作ったフルハウスだろう。 そしておそらくその中に2は含まれておらず、JとKでのフルハウスだ。根拠はさきほどの諏訪子の悪魔の妹に関する発言。 残ったカードの中にフォーカードが可能な組み合わせは、2のフォーカードしかないのだ。彼女の手札に1枚でも2があればあのようなことは言うまい。 つまり諏訪子の手札はスペードとハートとクラブのJ、スペードとハートとダイヤのKの合計6枚の中から、5枚の組み合わせということになる。 そして諏訪子の手にダイヤのKがなければ、そして妖精がダイヤのAとKを引いていないのならば僕にはダイヤのロイヤルストレートフラッシュの目がある。 7枚のうちから狙った2枚。確率は良いとはいえないが、他に手はないのだ。 「霖之助、ダイヤのKの所在が気になってるみたいね。安心して良いよ、そこはあんたの勝ちだから」 小さく息をついて諏訪子は自らの手札を表にした。スペードのJ、ハートのJ、クラブのJ、スペードのK、ハートのK。 「これであんたのその5枚の札がダイヤのロイヤルストレートフラッシュの可能性もあるわけだよね。山にダイヤのAとKが残っていたとして確率は1/21だけど」 諏訪子はそう言って、手許の5枚を2つに分けた。スペードのJとKを1つ、それ以外を1つ。 「でもね、スペードのAと2、そしてKもまだ確認されてないんだよ?」 「わかっている。同じ役だったならばスペードがダイヤに勝つ、言うまでもないだろう」 「んー、それがわかってるならいいよ。私としても負けられない勝負だからね」 そして諏訪子の左手がスペードの2枚を掴み、右手が残り3枚を掴み、そして……それらは微動だにしなかった。 「どうしたんだ、引かないのか?」 「はは、馬鹿だね霖之助。普通手札を公開するのは勝負のときだけだろう」 能天気に笑う諏訪子の声に、場が凍りつくのを確かに感じた。 「そ、そのままで勝負するのか?」 「とーぜんだよ。フルハウスできてるのにわざわざ崩す馬鹿がいるわけないでしょ」 「僕の手がロイヤルストレートフラッシュだった場合、君の負けだぞ! 負けられない勝負なんじゃなかったのか?」 「負けられないよ。負けられない勝負だからこそ手を崩すわけないでしょ。霖之助の手が成る確率は4.6%ってとこ。早苗子がそこらを引いてる可能性まで考慮すればもっと減る。なのにそんな薄い確率を恐れて、山に残っているかもわからない札を3枚引くなんてありえないでしょ」 「だが……」 「くどい! 幻影を恐れて一か八かの勝負に出て、約束されていた勝利を投げ打つほど私は愚かじゃないよ」 万事休す、諏訪子の自爆を誘うという僕の戦略は完全に破綻した。 「さあ。ショウダウンと行こうよ、霖之助。私は見せてるんだから、霖之助も見せてよ」 こうなった以上、1/21の奇跡を信じるしかない。促されるままに僕はカードを1枚ずつめくっていく。ダイヤの10、J、Q。ここまでは予定調和、問題はここからだ。 4枚目をめくる。ダイヤのK! 「へえ、こりゃビックリだ。でももう一枚はどうだろうね」 言われるまでもない。僕は最後の一枚を表にした。 ……が、それはスペードのAだった。 「あはははは、残念でした。まあ、そうゲームや小説みたいにうまくはいかないってことね。私の勝ちぃ!」 勝ち誇る諏訪子。終わった、明日からはこの店は変態の片棒を担いだ店主のいる店として忌み嫌われるのだろう。いや、その前に魔理沙あたりに焼き尽くされるかな…… 呆然とする僕の視界の隅を、その時1枚のカードがよぎった。 それは求めていたダイヤのA。それに続くように目の前を4枚のカードが舞い落ちた。 「残念、勝ったのは私ですよ」 そこには傲然と笑みを浮かべる妖精が、そしてその足元にはダイヤのAと2のカードが……4枚。 「……引いてたの、あんた?」 さすがに諏訪子の顔からも笑みが消えていた。それはそうだろう、さっきの様子はとても演技には見えなかった。 「ええ。お二人の会話、なかなか滑稽で楽しかったですよ。それでは私の勝ちみたいなので失礼しますね」 目の前の現実が理解できず唖然としている僕たちに一礼し、妖精はまっすぐ湖の方へと飛んでいった。 「あーーっ!? やられた!!」 それから2、3分経った頃だろうか。突然諏訪子が大声で叫んだ。 「ど、どうしたんだ?」 「見てよこれ!」 「いったいどうしたと……あ」 妖精の残していった5枚のカード、だがその5枚は僕たちの使っていたカードとは明らかに裏の模様が違っていた。 あたりを見回すと、商品として置いてあったトランプが一つ開封されている。 「やれやれ、私たちが目の前の相手しか見ていなかった間にこんな仕掛けを打つとはねえ。妖精の分際で神をハメるとは、やってくれる」 悔しそうに、だがどこか楽しそうにも見える表情で諏訪子が言った。おおむね僕も同じ感想だ。 しょせん妖精、程度は知れたもの? ここ一番では何も出来そうにない? そうやって侮ってかかった挙句がこのザマだ。彼女の度胸と機転は認めざるを得ないだろう。 やはり慌てていたのか、衣服を回収することは忘れていたようだが。彼女の上着とスカートがまだそこらに散らばっているし、下着は目の前のカエル帽子のなかに仕舞われたままだ。 しかし徳利は出るわ、トランプは出るわ、この帽子の中はどうなっているのだろうか…… 「ところで店主。巫女服の作成を、改めて依頼していいかな。もちろん代金は払わせて貰うよ」 しばらく妖精の飛んでいったほうを眺めていた諏訪子だったが、振り返ってそう言った。 「僕としては有難いんだが、良いのかい? あの子は帰ってしまったのに」 「良いんだよ。早苗が寂しそうだからって、他所の子を連れて帰って妹だよ、なんて言ったところで早苗も納得しないだろうし」 それとこれとがどう繋がるのかと口を挟もうとしたその時、諏訪子に突き飛ばされた。何事かと文句を言おうとした僕に諏訪子はそのまま圧し掛かってきた。 「なに、つまりは他所の子じゃなきゃ良いのよ。ふふ、子供サイズの巫女衣装の用意をよろしくね、お父さん」 そう言って諏訪子はぺろりと自身の唇の端を舐めあげた。見た目に似合わぬその淫靡な仕草に、背筋がぞくりとする。 「ちょうどお誂え向きに二人揃って裸みたいな格好だしね。大丈夫、天井の染みでも数えてりゃ直ぐに終わるサ」 「ちょ、ちょっと待ってくれ! いきなりこんな……おかしいだろ!!」 「あの娘も悪くはなかったけど、この土壇場で勝負を仕掛けられるあんたも気に入ったのさ」 「こ、こういうことはもう少し互いを知りあってからだな」 「往生際が悪いね。据え膳食わぬは男の恥だよ?」 「そういう問題でなくて! と言うかそもそも人間の子の妹に妖怪の血を混ぜてどうするんだ! そもそも巫女だっていうなら、あの子は君の娘じゃないだろうに!」 我ながら台詞が支離滅裂なのは理解しているが、さすがにこれを簡単に許容できるほど終わってはいないと思う。 「早苗は私の子孫だから、つまり娘みたいなもの、問題ないよ。それに人と神と妖怪の血が混じったらどんな子ができるのか、霖之助は興味ないの?」 「こ、子供をなんだと思ってる! この邪神!」 「霖之助こそ祟り神に向かって今更何を言ってるんだか。大丈夫よ、どんな子だろうと私が責任もって立派に育てるから。悪党は身内には甘いのよ。……で、オンナにここまで言わせておいてまだ何か抵抗する?」 「たしかに抵抗する理由はない。理由はないが、だからと言ってはいそうですかと簡単にするようなことじゃないだろう!」 「やれやれ、この石頭め。……ははーん、さては誰かに操でも立ててるな。誰だい?」 馬鹿なことを言うなと否定しようとしたが、一瞬脳裏を一人の少女の姿がよぎる。それは自分でも予想していなかった相手だったが、気のせいだとそれを強引に捻じ伏せる。 「……そ、そんな相手なんかは別にいないが」 「嘘だね。一瞬間があった。なに、大丈夫だよ、誰にもこの事は言ったりしないから。……それに他人のものを奪うのも嫌いじゃないし」 呟いて諏訪子が僕の上に両手をつく。押された床がきしりと小さな音を立てるのを背中で聞く。 ……どうする。後腐れもなさそうだし身を任せてしまうか? 勝負の熱で忘れかけていたが、諏訪子と妖精の子の肢体は数十年そっち方面を禁欲していた身には刺激が強かった。その時の滾りはまだ体内で燻っている。 諏訪子に不満があるわけもない。むしろ一介の半妖には望外に過ぎると言っても過言ではない相手だ。 少し考えて、僕は口を開いた。 「そうだな、神への供物になるのも悪くはないか……だが一年経ったら殺すなんてのは勘弁してくれよ、諏訪の神」 「ふふ、やっと素直になったね。心配するな、死ぬまで私のそばで仕えさせる相手を殺すわけがないでしょ」 「それで最後の不安の種がなくなったよ。それじゃ……」 そこまで言ったその時、再び脳裏にあの少女の姿が浮かぶ。少女は悲しげな顔でこちらを見ているような気がした。 僕はわけもなく湧き上がる罪悪感を振り払うため視線を諏訪子から外し、妖精が開け放ったままの入り口へと向けた。 すると、そこにはミニ八卦炉を構えた魔理沙がいたわけで。 なんだか顔を紅潮させて、涙目でこっちを見ているわけで。 その周囲に目視できるほどの膨大な魔力が渦巻いていたわけで。 「……やっぱりこういうオチか」 真っ白い魔力の奔流に吹き飛ばされながら、それでも僕は何処か安堵していたのだった。 終わっちゃえ 一人称だと書きやすくていいなあ。 あ、諏訪子様はマスパ到達前に帽子の中に隠れたので無傷です。万能だなZUN帽。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/42296.html
とあるりんう【登録タグ KOUICHI VOCALOID drm と まらしぃ 初音ミク 曲 曲た 粗品 藍瀬まなみ】 作詞:粗品 作曲:まらしぃ 編曲:KOUICHI 唄:初音ミク(調声:drm) 曲紹介 まらしぃ氏と霜降り明星の粗品氏によるコラボ曲。 まらしぃ氏のアルバム『シノノメ』収録曲。 調声をdrm氏が、絵画を長谷梨加氏が、動画を藍瀬まなみ氏が手掛ける。 歌詞 (動画説明文より転載) うるさい うるさい 誰も喜ばない セミが5匹鳴いてた方がマシ 暗い 暗い センスの無い霖雨 エニグマティックにさ 踊ろう魂 ここは私 最後に任されたい 色にまみれた 第七感 悲しい 他に他に意見があるものは? 濡れる袖の音 逆に愛しい 取って付けた 雑な誠意 洗濯して 乾燥して 家に返すわ グランロスの 魔女が笑う 「そうですか(笑)」 星の癖に偉そうだ ふざけるなこれは 後で大事 伏線になる どうしよう! この感情は! きっと 苦しい悔しい哀しい淋しい ハズレ ハズレ 残念また今度 引き出しから見えるギグが欲しい ハズレ ハズレ 残念また今度 素朴なプライバシー 祝詞は時に不吉 不吉 短絡的な妄想 青春を賭けた楽器眺め 壊れてる 晴れないな 昨日から 空ばかり見て 特別な 部屋の隅 私はここにいる 星の癖に偉そうだ ふざけるなこれは 後で大事 伏線になる どうしよう! この感情は! ああ 嬉しい楽しい優しいほんとに? 星はいつも嘘つきだ とんでもない夢 語ってほら むき出しでほら どうしよう! この感情は! きっと 苦しい悔しい哀しい淋しい いつだって空の色が正しぃ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/223.html
■霖之助1 こーりんへ 「やらないか」 1スレ目 14 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「霖之助さんは・・・魔理沙とか、霊夢のこと、どう思ってるんですか? え?あ、いや、なんだかすごく親しいみたいで・・・なんとなく。 ・・・・・・ああ、そうなんですか? はは、まあ考えてみればそうですよね・・・・・・ 変なこと聞いちゃいましたね」 (・・・・・・良かった) 1スレ目 35 ─────────────────────────────────────────────────────────── こーりんへ 「行こうぜ・・・俺たちのエルドラドへ・・・・・・」 (元ネタ分かるかなあ) 1スレ目 91 備考:おそらく「それ散る」ネタ。 それは舞い散る桜のように でググるといいことが…あんまり起こらないかも ─────────────────────────────────────────────────────────── はじめから分かっていること。 そう、ずっと前から知っていたはずのこと…… あなたは、僕を嫌いではない。 だけれどそれは、僕の望む想いの形とは違うもの。 僕は、あなたを好いている。 けれどもそれは、あなたの良しとする心の形とは違うもの。 ああ、今のあなたの瞳には、僕は何と映るだろう? 或いはただの酔狂と。 或いは禁忌を犯す罪人と。 或いは気味悪い性倒錯者と。 はじめから分かっていること。 そう、ずっと前から知っていたはずのこと…… ……それでも。 偽りの無い、本当のことば。 どうしようもないほどに昂ぶってしまった、僕の気持ち。 あなたに知って欲しいと願ってしまった。 憶えて欲しいと願ってしまった。 宴の時間は、もうおしまい。 終焉の無い夢の世界は、やっぱり夢のままに過ぎなくて。 でも、心の時を失うその前に。 世界に色を失うその前に。 もうひとつだけ、もうすこしだけ…… 僕の―――― わがままを………… ――もう、いいよ。 ようやく開いたあなたの唇。 次に紡ぎ出される言の葉が、僕にはとても恐ろしい。 ――そんな顔して、無理をしないで。 真っ直ぐ見据える、あなたと僕とで四つの瞳。 青の視線にに吸い込まれるかのような錯覚。 底には優しさ、寂しさと、少しの冷たさが詰まっていた。 ――今夜だけは、特別だ。 慰めくらいならば与えられるさ。 どこまでも空虚で、偽りに満ちた時間でしかないけれど。 ゆっくり頷く僕の顎を、あなたの指が引いてゆく。 僕の終わりが始まってゆく。 はじめから分かっていること。 そう、ずっと前から知っていたはずのこと…… 舌の上では、あなたの香りと、潮の香りが踊っていた。 1スレ目 115-116 ─────────────────────────────────────────────────────────── 魔法の森と呼ばれた大きな森の入り口にそのお店はある。 魔法の森は大きいけれど、そのお店は小さな古道具屋さん。 小さなお店の中に、たくさんの古道具が置かれている。 日常に役に立つものも、使い方のよくわからないものもいっぱい。 小さな小さな古道具屋さんは、そんな古道具に囲まれながら、時にはうるさく、時にはのんびりと お店を開いている。 お店の名前は「香霖堂」 その店主さんの名は「森近霖之助」 いつからだろう? 私が彼を目で追い始めたのは・・・。 いつからだろう? 私が彼を意識しだしたのは・・・。 いつからだろう? 私が彼のことしか考えられなくなったのは・・・。 香霖堂の扉の前にいる私。 扉に手をかけてから、もうずいぶん時間がたったと思う。 でも、私は踏み出せない。 この扉の先にいる彼の顔を思い浮かべるたびに、手が鉛のように固まってしまう。 困った・・・困ったよぅ。 今日の朝、私は一大決心をしてきたはずなのに。 絶対に・・・絶対に伝えるんだって思ってきたのに。 なのに、その手は動こうとしない。 困った・・・困ったよぅ。 扉の向こうに彼の気配がする。 彼はきっと私のことに気がついている。 扉の前でずっと立ち止まる私を見て、なんて思ってるのかな? 変な子だって思われてるのかな・・・? 私のこと・・・嫌いになったりしない・・・よね? ・・・今日は・・・やめようかな? 扉から、私の手が離れる。 ずっと、扉の前にいるのはおかしいもの・・・きっと彼に笑われてしまう。 ゆっくりと扉に背を向ける。 また、明日があるよね・・・? 明日がだめでも明後日があるし・・・明々後日もあるし。 足がお店と逆の方に歩みだす。 あせることはないから・・・また今度に・・・。 本当に・・・・・・それでいいの? こうして次に繰り越して・・・次もまた今日と同じで・・・。 何度も何度も今日と同じの繰り返し。 そうして・・・私は最後に後悔することになるの? それで本当にいいの? 後悔なんか・・・したくない! 振り返ったお店の扉の前。 扉にかかる私の手。 小さく震える右手を抑えて。 どきどき震える心を抑えて。 私の中に眠っている・・・小さな小さな勇気さん。 お願い・・・私に力をちょうだい! ガラガラ・・・ 「いらっしゃい。ああ、なんだ、君だったのか。扉の前でずっと誰かがいると思って気になっていたんだ」 「それで、今日は今日は買い物かい? 君がいつも買っていくあれ、今日もちゃんと入荷しているよ」 あの・・・・・・ 「ん? もしかして今日は買い物じゃないのかな? 君が買い物以外のようで来るのは珍しいね」 森近霖之助さん・・・ 「・・・何か言いたいことがあるのかい?」 私は・・・ わたしは・・・! 「私は・・・・・・森近さんのことが好きです・・・!」 ここから始まるストーリー・・・ 以下ダークサイド ~~ 中略 ~~ 小さく震える右手を抑えて。 どきどき震える心を抑えて。 私の中に眠っている・・・小さな小さな勇気さん。 お願い・・・私に力をちょうだい! ガラガラ・・・ 「ハッハッハ!! どうだい? このスタイル! このプロポーション! お店の外で誰かが見ていると思ったら、 つい燃えちゃってね! 僕のふんどし姿もなかなか見事なものだろう! ちょうどいい、君も今からこのピンクの フンドシを・・・!」 ピシャン!! さようなら、私の初恋・・・。 真っ白になりながら帰った私はその夜、布団の中で泣き濡れた。 1スレ目 405-406 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「霖之助さん! いや、アニキ! アニキと呼ばせてくだせえ! 俺、一生アニキについていきやす!」 ・・・・・・アレ?(゚∀。) 2スレ目 756 ─────────────────────────────────────────────────────────── (あらすじ。何故か幻想郷に迷い込んだ「俺」は、霊夢や魔理沙たちの助けを得て、なんとか暮らしていました。 そうして一年。わりと溶け込んだ「俺」はよく香霖堂にも顔を出すようになりました) 「ところで君は一体どっちを狙ってるんだ?」 「ぶっ・・・いきなり何を・・・」 「霊夢か魔理沙か。どっちかまではわからないが、君が彼女らに好意を持っているのは見ててよくわかるよ」 「いや、そんなことはありません。断じてありませんから」 「恥ずかしがらなくてもここには他には誰もいないんだ。言ってごらん。力になれるかもしれない」 「・・・違います」 「僕にとってはあの子達は娘か妹みたいな物だからね。どうしても気に掛けてしまうんだ」 「違うんです」 「ひょっとして紅魔館のメイド長か冥界の半幽霊かい?」 「だから違うんです! 俺が・・・俺が好きなのは・・・」 「うん、言ってごらん」 「り・・・霖之助さん! 好きです! 俺の初めて貰ってください!!!」 「そうかそうか、僕だっ・・・たの・・・か・・・は?」 「お、俺もう我慢・・・」 「いやちょっと待て落ち着いて話をしようってこらぬがすんじゃないいやまっていやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」(パシャッ) その日のうちに幻想郷全体に霖之助の吉報(?)が知れ渡ったらしい 3スレ目 420 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「森近先生、無縁塚で変な写真を拾ったんですが何ですかコレ?」 「ああ、これはプリクラと言って外の世界で流行ってる大きなカメラだよ。恋人同士で撮るものらしい」 たまたま立ち寄った無縁塚で拾った物を見て、香霖堂の若き店主が説明してくれる。 恋人同士かぁ……。確かに写っている二人の男女は幸せそうだ。 「そうだ先生! あたしと一緒に写真撮りましょうよ!」 「何!? 香霖が写るなら私も入るぞ!」 「じゃあ私も一緒に」 横で聴いていた魔理沙ちゃんと霊夢ちゃんが超反応を示す。 (う……二人だけで撮りたいのに) 「写真って……なんで急にそんなものを」 「何となく、ですよ~♪ でも、どうせ撮るなら魔理沙ちゃん達とは別々がいいなぁ」 「そうね。霖之助さん、それで良いでしょう?」 「私も賛成だぜ。それじゃちょっと天狗でも呼んで撮ってもらうか!」 「別に僕は何でも構わないが……」 よしっ! 心の中でガッツポーズを取る。同じ様に魔理沙ちゃんと霊夢ちゃんの背中からも立ち昇る炎が見える。 これは……負けられない! 「それで先生、最初は誰から一緒に撮りますか? 先生が決めて下さいよ」 「え? 順番なんか誰からでも良いだろう?」 「何言ってんだ香霖! 速いモノが一番だぜ! こだわらないでどうする!?」 なんか、魔理沙ちゃんスゴイ気迫だなぁ……。 「霖之助さん、こういうのはしっかり決めてね」 霊夢ちゃんもお茶をのんびり啜っているけど目が真剣だ……。 ちなみに先生は私たちが何で息巻いているのか解らないみたいで頭上に?マークを掲げている。 「……それじゃあ、言い出しっぺの君から」 と、先生が私の方を向いて口を開いた瞬間、 「!?」 「!」 ピシィッ! と音を立てて魔理沙ちゃん達が石化した。 「あ、ありがとうございます、先生!」 「いや、喜ばれるほどのものでも無いだろう」 「いえいえ、そんな事ないですよ!」 当の私は嬉しさのあまり歓声を上げまくっていた。その背後で椅子の揺れる音がする。 「……香霖、今日はもう帰るぜ……」 「……私も失礼するわ……」 顔を俯けたまま二人は立ち上がり、扉を開け香霖堂を出て行く。すごい負のオーラを放っているのが最後に見えた。 「突然どうしたんだ、あの二人?」 先生はまったく気付いてない。乙女心には鈍いんだよなぁ。 (二人には悪いことしちゃったかな?) とは言え、こうでもしないと二人っきりにはなれない。恋する少女はいつも戦場で戦っているのだ。 「それじゃ先生、早速撮りにいきましょうよ!」 「ええ? 今からかい?」 「そうですよ~☆ こういうのって思い立ったが吉日って言うじゃないですか!」 「店もまだ途中だって言うのに」 「平気ですって。このお店、さっきの二人以外は滅多にお客さん来ないんですから」 「さらりと酷い事を言うね……」 あはっ、ちょっと言い過ぎちゃった。 「ほらぁ、良いでしょう?」 「……解かったよ。やれやれ、君には敵わないな」 「やった! それじゃレッツらゴー!」 私は先生の手を掴まえてぐいぐい引っ張っていく。 先生と行く初めてのデート。せっかくだから何処かで食事や買い物もしちゃおう。 鈍い先生を惚れさせるにはきっと時間が掛かるから。恋敵もたくさん居るだろうから。 今日からもっと頑張らなくちゃ! おしまい 4スレ目 156 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「こーりん好きだぁぁぁぁぁ!!! ははは、なんてな。いやいや、冗談だ。 霊夢と魔理沙に賭けで負けてな。いわゆるバツゲームって奴でさ。 かなりアレなバツゲームだよな…… っておい。何故血に飢えた獣みたいな目で俺を見る。 つーか、ジリジリと間合いを詰めるな。 待て待て。急に服を脱ぐんじゃない。 大体その褌に書いてある『甲斐性』って何だ。意味分からんぞ。 ん? これを履け? ちょっと待てぃ。お前を同じ褌ではないか! 何? 同じではない? 文字が『御無体』に変わってるだけやないかいっ!!! ちょ……これ以上近付くな。 俺はノーマルだ。 そもそも俺は受けじゃなくて攻めの方だ! じゃなくて…… い、いやあああああぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ あぁん」 新境地が開拓されました。続きを読むには…… この先は文字が擦れて読めない。 後日『甲斐性』と『御無体』と書かれた褌を履いた男性2名が朝日に向かって「HAHAHAHAHA」とか言いながら仁王立ちしてたそうですよ…… 5スレ目 72 ─────────────────────────────────────────────────────────── 外から来た人間にとって最も安全な場所ってのはどこなんだろうなぁ。 博霊神社は安全かっていうとそうでもなさそうな気もする。 最も流れ弾に警戒しなきゃならんような場所だ。 霧雨亭はどうだ。 客としての関係なら無難に続くかもしれないが、住み込みは無理だろう。 いかんせん場所が悪く辿り着く時点で難しい。 マーガロイド亭は。フラグが立つまでに死ぬ確率150%。立った後人形にされる確率50%。 冥界は。修行とか妖夢を釣れそうな理由を作って転がり込んでも幽々様に見透かされて枕元に立たれる。 永遠亭は。てゐの導きで門前払い。かといっててゐを無視すれば全ての運を落として野垂れ死に。 紅魔館は。雇用形態・食料。給与/見返り・ノーマネーでフィニッシュです。 チルノの住む湖は。ティッシュの正しい使い方を教える間も無く凍死。 ぜんぜんっ・・・ぜんぜんだめじゃないか! 幻想郷! 生きられないよ! そんな時だった。我が人生の大恩人と出会ったのは。 『店の手伝いも欲しいし、狭くてよければうちに住むかい』 そして今人間と半妖の立場の弱い男コンビは持ちつ持たれつ生きている。 俺が老いに攫われるまでには、あいつの顔に皺のひとつくらい刻んでやりたいもんだ。 5スレ目 766 ─────────────────────────────────────────────────────────── 壁の時計が定時を知らせる鐘を鳴らす。 隣で修繕の仕事をしていた彼は立ち上がると 入り口に向かい、閉店の作業を開始した。 日が長くなっていてまだ外は明るく、もうそんな 時間になっていたのかと軽く驚きを覚えた。 幻想卿では最近、外から来た人間が定住し、中には 幻想卿で所帯を持つものも出てきたところだ。 2人の生活が始まると、物が入用になる。 お陰で注文は殺到し、開店から閉店まで客の応対や 仕入れたものの修繕作業に忙殺される毎日だ。 私がお邪魔しているこのお店は、私が来たばかりの 頃には繁盛してはおらず、私が来たことによる食い 扶持の増加は流行らない店の店主である 彼には辛いものであったかもしれない。 お疲れ様、といつの間にか戸口から奥へ移動して 彼はお茶を2人分とお茶請けを私のもとへ持ってきた。 ありがとう、と香ばしい湯気を立てる湯呑みを受け取ろうと 彼の方に向き直る。 夕暮れの紅が彼の銀髪を彩り、長めの髪が光を受けながら風に揺れている。 私は気恥ずかしくなり、慌てて湯呑みを受け取ると、気恥ずかしさを 押さえつけるように口を開く。 紅魔館のメイド長に聞いたお話。九尾の狐に聞いた話。 天才薬師の恋人は蓬莱人になったらしいよ、とそこまで話したところで 彼は私に尋ねてきた。 君も、外から来た人間だよね。そういう相手はいないのかい、と。 私は、一寸間を置いて、彼は多分、質問が非礼だったことを詫びようと 再び口を開いたその瞬間に 居ますよ、と答えた。 言葉が交差してしまい、次の言葉を捜そうと時間を捜す為にとりあえず 目線を外す彼に私は、身を乗り出して顔を近づけ、それはね、とだけ告げて 不意に身を乗り出されたのに驚き、固まった彼の右頬に啄む様に 軽く唇を彼の頬に置いた。 8スレ目 46 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「……この子貰っていい?」 訪れる客…いや、ただの冷やかし達は口を揃えて同じことを言う 「ダメだ。出ていかれると色々困る」 店主はその申し出を断り続ける。 私にここにいてほしいと、願ってくれる。 私は座敷童子だから、いるだけでいいのだろう でも、私をみて 私の力じゃなくて、私をみて ずっと私はあなたを見ているの、だからあなたも私をみて でも、彼は外の世界へと空想の翼を広げている 道具ばかりみている お願いだから…私をみて。 あなたの心に触れたいの 8スレ目 950 ─────────────────────────────────────────────────────────── こーりん、俺をお前の男幕結界に入れてくれ 8スレ目 1000 ─────────────────────────────────────────────────────────── ここはどこだろう? 一面の紅い花畑 ここがどこなのか、私が誰なのか解らない 訳も解らずへたりこんでいた私に、その男性は手を差し伸べてくださいました。 その方は、森近と名乗られました 「君の名前は〇〇、だね。ここは幻想郷だけど、解るかな?」 彼の言うことはちんぷんかんぷんですが、暫らく耳を傾けていると外の世界と隔離された世界だという事は理解できました そして、私が外の世界から来たことも。 ただ、残念なことに私は何も覚えていません。 彼もそれを非常に残念がっていました。 行くところもないので、このまま店の手伝いとして泊めて戴ける事になりました。 働くことは喜びでした 彼の力になれることが、単純に嬉しかったのです。 また、彼のお話を聴くことは楽しみでした。 ――私は、幸せでした。 緩やかに流れる時は、長く続きませんでした。 私は体調を崩して倒れてしまったのです。 森近さんは、お医者さまを探しに行かれました 私がこの世界で気付いてから、ずっと空気のように私の傍にいてくれた彼がいないのは、文字どおり空気を失ったように……溺れるような苦しみでした。 いえ、今まで彼の存在に溺れていたのでしょう。一度陸に上がった魚は海で暮らしていけないのです。 森近さんは、医者ではなく巫女を連れてきました。 しかし巫女は私を一瞥して「無理」と一言残して帰りました 次は別の巫女を連れてきました。しかし「こんなの見たことがない」と、困った声を上げました その巫女は、可愛らしい河童を紹介してくれました。 しかし、河童は森近さんがお断わりしました。 理由は解りませんが、危険なのでしょう。河童は妖怪なのですから! 私は日増しに衰弱していきました。 一日のほとんどを寝て過ごすようになりました。 森近さんは何もおっしゃいませんが、私は助からないと気付きました。 だから、私は最後のお願いをしました ――最後の一日を、日常として過ごしたい その願いは叶えられました ふらつく体に鞭を打ち、食事を作れました 目が霞んでよく見えない玄関先を、きれいに掃き清めました 朦朧とする意識に耐え、赤字の帳簿を嘆きました ぶつぶつと、自分でも理解できないうわごとを呟きながらお茶を入れました こと切れるように、就寝につきそうになりましたがまだ寝るわけには行きません。 寝たら最後、私は二度と目覚めないでしょう 何だかんだと、他人を気遣う森近さん 外の世界に夢を持つ、少し大胆な森近さん 理論立てた説明が好きな、博識な森近さん 優しい、森近さん 私は、森近さんに唇を合わせ、最後に告白を試みましたが、奇妙なうわごとに押し切られ、私はそのまま森近さんの胸の中で永い眠りにつきました ――Power off―― ――I LOVE YOU!!―― ――bye―― それが彼女の、最後の言葉だった ポケットコンピュータの付喪神は、生きるために信仰心や心だけでは足りなかったのだ うわごとのように、「バッテリーが不足しています」と繰り返していたのだが、僕にはバッテリーが何であるか最後まで解らなかった ああ、僕は彼女の気持ちに気付いていたし答えたくもあったのに 消え行く運命を知って、答えなかった僕のなんと愚かなことだろう 気分は爽快、なんて体が軽いんだろう 私が布団から起き上がると、大量のボタン電池を持って笑う彼がいた 「「おはよう」」 10スレ目 178 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/touhoutrpg/pages/48.html
魔法の森の入り口辺りにある小さな店です。 一見ガラクタだらけで、ゴミ屋敷かのように見えますが、 外の世界のものを含め、不思議な道具も扱っています。 良くわからない物が所狭しと犇く店内。 その奥のカウンターで文々。新聞を広げている店主がいます。 客に気付くと、新聞から顔を上げもせずに、 霖之助「……やぁ、いらっしゃい」 ○鑑定依頼 鑑定名 値段 備考 通常鑑定 100円 簡単な鑑定はその場で出来ます 特殊鑑定 物による 日数が掛かる場合があります ○商品 装飾品(同一ステータスは複数装備しても重複しません) 名称 値段 効果 器用度の指輪 500円 器用度+1 壊す事で一瞬だけ器用度+12 敏捷度の指輪 500円 敏捷度+1 壊す事で一瞬だけ敏捷度+12 知力の指輪 500円 知力+1 壊す事で一瞬だけ知力+12 筋力の指輪 500円 筋力+1 壊す事で一瞬だけ筋力+12 生命力の指輪 500円 生命力+1 壊す事で一瞬だけ生命力+12 精神力の指輪 500円 精神力+1 壊す事で一瞬だけ器用度+12 器用度の腕輪 1000円 器用度+2 壊す事で一瞬だけ器用度+12 敏捷度の腕輪 1000円 敏捷度+2 壊す事で一瞬だけ敏捷度+12 知力の腕輪 1000円 知力+2 壊す事で一瞬だけ知力+12 筋力の腕輪 1000円 筋力+2 壊す事で一瞬だけ筋力+12 生命力の腕輪 1000円 生命力+2 壊す事で一瞬だけ生命力+12 精神力の腕輪 1000円 精神力+2 壊す事で一瞬だけ器用度+12 根性の指輪 1000円 壊す事でHPが0になる攻撃を1度だけHP1で耐える
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/45835.html
【検索用 なかあめとこせんふ 登録タグ 2019年 KOUICHI VOCALOID な まらしぃ イトウヨウイチ 七星 初音ミク 曲 曲な】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:まらしぃ 作曲:まらしぃ 編曲:KOUICHI (twitter) イラスト:イトウヨウイチ (twitter, pixiv) 動画:七星 (twitter, youtube, niconico) 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『霖と五線譜』(ながあめとごせんふ) まらしぃ氏のボカロ作品としてはcat's magic以来9カ月ぶりの新曲。 アルバム『シノノメ』所収。 歌詞 聴こえない 残響ばかりが離れない ピアノはあるのに 暗い 朝を迎える 結いだ髪を弄る 憧れに憧れても 漫ろ雨 何を笑う? 夢を見るの 手を握っているの あなたが歌っているの? このまま全部流れてくれないかな 1つも2つもあんまり変わらないでしょ? たかが恋なんだから それが恋なんだから 終わり(Fine)があるなんて幸せなんだから 聴こえない あの歌が思い出せない ピアノはあるのに 重い カーテンを開ける 答えは雲隠れ 居心地のよい涙は 漫ろ雨 何を想う? 夢を見るの 隣で笑っているの わたしが歌っているの? このまま全部忘れてくれないかな 匂いも温度も 歌ったあのメロディも これが恋なんだから これが恋なんだから 泣き虫にはこの空がお似合いなんだから 降り止まぬ雨 傘も差さずに 夢を見るの 空は歌っているの わたしも歌うの このまま全部流れてくれないかな 1つも2つもあんまり変わらないでしょ? たかが恋なんだから それが恋なんだから ねえ このまま止まないでよ このまま全部忘れてくれないかな 匂いも温度も 歌ったあのメロディも これが恋なんだから これが恋なんだから 終わり(Fine)があるなんて幸せなんだから コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/398san/pages/1229.html
《香霖堂店主 森近霖之助》 効果モンスター 星1/地属性/戦士族/攻 200/守 700 1ターンに1度、次のどちらかの効果を選択して発動する事ができる。 ●自分フィールドに表側表示で存在する魔法使い族モンスター1体の攻撃力を400ポイントアップする。 ●自分フィールドに表側表示で存在する魔法使い族モンスター1体をデッキに戻す事で、自分の墓地から魔法カード1枚を選択しデッキの一番上に戻す。 地属性・戦士族の下級モンスター。 自分フィールド上の魔法使い族の攻撃力をアップさせる効果か、自分フィールド上の魔法使い族をデッキに戻す代わりに墓地の魔法カード1枚をデッキの一番上に戻す効果のどちらかを1ターンに1度発動できる。 魔法使い族の攻撃力アップ効果はエンドフェイズまでという制約がないため、このカードを維持することができれば対象の魔法使い族は高い攻撃力を得ることができる。 墓地から魔法カードをデッキトップに戻す効果は必要な魔法カードを回収したり、《D-HERO ダイヤモンドガイ》の効果発動を補助することに使用できる。なお、《フォーチュンレディ・ライティー》をこの効果でデッキの中に戻してもルール上の関係で効果を発動できないことに注意。 効果発動時のメッセージ 攻撃力上昇「霖之助が魔法の道具を渡す!《モンスター》の攻撃力400ポイントアップ!」 原作において